相続で困らない3つの秘訣とは?
相続で困らない為の秘訣とは、逆に相続で困る要因を知っておき、対策を立てておけば良いと言えるでしょう。
秘訣3つは次の通りです。
- 思い立ったが吉日。手続きは直ぐに行う
- 不動産価値は正確に把握しておく
- 専門家のアドバイスを受けておく
です。
一般的に同じ立ち位置で相続が何回もある方はいらっしゃらないでしょう。
特に、初めて相続をご経験される場合は何をどうして良いのかわからない事と存じます。
それぞれの秘訣を実例を交えて紐解いていきましょう。
①手続きは早いほうが良い
相続手続きの中でも、特に不動産の相続をなさる場合、今、現に困っていらっしゃる例をとってご説明させていただきます。
Aさんのお父上は、Aさんのおじい様が他界され、田舎の土地と建物を相続されました。そのお父上も他界され、Aさんが相続される事になるのですがAさんも体調が思わしくなく、ご子息へ相続の話をして、そしてAさんとご子息様がご相談に来られたのですが・・・
非常に時間がかかる案件となっていました。
どういった事かと言うと・・・
相続の権利関係の一例として、図を用いて説明すると次の通りとなります。
だんだんと、複雑になってきたのがお分かりいただけると思います。
さて、ご相談が有りましたAさんのご子息様の縦の列だけでもこうなります。
勿論、Aさんにもご兄弟がおり、相続に関係する人数がものすごく多いのがご想像に難くないと思います。
不動産の権利に関わる事ですから、書面へ実印を押印頂いたり、相続の配分等のかなり複雑なお話をその人数分行わなくてはならず、それぞれの家庭もご事情もおありですし、連絡が取れない方も居たりと、書類を揃えるだけで(相続に関わる親類縁者を全て調べるだけでも一苦労です)大変な時間がかかるのです。時間がたてばたつほど難易度が上がってしまうのです。
②現在の不動産価格は正確に把握しておく
あいまいな思い込みがトラブルを招きます。
次に、相続の際に、現在の不動産価格を正確に把握しておらず、トラブルとなった実例をご説明致します。
不動産価格は、近隣の状況や需要の変化等の様々な要因によって上がったり下がったりしています。
相続を受けたBさんから買い取りのご相談が有りました。実は、Bさんは4人兄弟で、Bさんのご兄弟は生命保険からお金を分配し、Bさんはお金を受け取らない代わりに土地と建物を相続する事で話はまとまっており、円満相続の予定だったのですが・・・
ご兄弟の一人の経営する会社の業績が悪く、お金が欲しかったのでしょう。
Bさんが相続する土地と建物は受け取るお金の倍以上の価値があると思い込み、意義申し立てを行って来たのです。
そうなると、兄弟げんかでは済まなくなり、裁判にまで発展し、結局、土地と建物を売却し、お金に換えて法に従って分配する事になりました。
結論から申し上げますと、異議申し立てを行ったご兄弟の取り分は大きく減る事になったのですが、隣の芝生は良く見える様で、実際に売却し、法に従うところまで行っているのです。
先に、適正に不動産査定を行っていればBさんも、守るべき土地と建物を守ていた事でしょう。又、Bさんは、損を承知で土地と建物の相続で合意されていましたので、ご兄弟の方も取り分を減らさずに済んでいたのです。
③専門家のアドバイスを受けておく
順番から行くと、これが一番確実なのかもしれません。
弁護士の先生や弊社の様な不動産会社等、ケースバイケースですが、早い段階ですと、不動産会社へ先に相談しておくと、大まかな方向ややっておくべきこと、はたまた、弁護士へ相談したほうが良いのか等を総合的に判断してアドバイスしてくれるので一度、現状で相談してみると良いといえるでしょう。
弊社は無料でご相談を承っておりますが、多くの不動産会社も同様に無料にて相談を受け付けてくれるところが多い様です。
実際に、先にご紹介致しました①や②の案件以外にも様々なケースが有り、『もうちょっと早く相談に来てくれていればなあ』と、思うことも多々有ります。
まずは、現状を専門家の目で見てどうなのか?
を、知っておかれたほうが、相続はスムーズに進行致します。
数十年先の話だから。。。
直ぐじゃないから。。。
いえいえ、だからこそ、今から手を打つ事により万事解決する事が多いのです。
はっ と思われた方は特に、お早めにご相談下さい。
クイックお問い合わせはこのまま下の方に有ります。又、物件の無料査定フォームはこちら。